非日常は、夜の静寂にある。
均質的な時間や空間の消費を強要する社会。
そこで忘我的に生きる僕ら。
深い闇の底、孤独の中ではどんな世界に浸るのか。
開催日時: | 2016年12月22日(木) ~ 12月27日(火) 9:00 ~ 18:00 ※22日は設営の都合上, 夕方からとなります |
料金: | 入場無料 |
場所: | 筑波大学 春日エリア B106教室 |
主催: | 筑波大学 情報学群 情報メディア創成学類 知識情報・図書館学類 |
問合わせ: | yofukashi[at]yahoo.co.jp |
アクセス: | つくば駅より徒歩7分 |
落合陽一
筑波大学 図書館情報メディア系 助教
筑波大学情報メディア創成学類のデジタルコンテンツ表現実習及び、 図書館情報メディア研究科のコンテンツ制作論の授業では、 メディアアート及びデジタルエンターテイメント作品づくりを行ってきました.
この展覧会では学生の作品表現のみならずその発表の実践の場として学生が主体的にテーマを決め、 施工を行い、制作を進めてきました。 今回のテーマは「夜更かし」。 夜にまつわる様々な作品を通じた思考や試作、様々な可能性の形を展示しています。 学生作品の集まりではありますが、みずみずしい、若さゆえの発想の集まりや制作物をどうか暖かくご覧頂ければと思います。
みなさまのご来場を教員、学生一同、心よりお待ちしております。
大竹智史
筑波大学 社会国際学群 国際総合学類 学部 4年
ヒトは隷属的な生き物であると思います。 無意識の中で環境に支配されて生きているのに、 人間の特殊地位である自己の主体性を保持していると謳い、 盲目である事が多いのです。
夜更かしこそ、これを解放してくれます。
日中、環境世界による拘束への疑念が芽吹く事は稀ですが、終わらない仕事、空想による孤独な高揚、読書による知の拡張、性活動など、 夜の活動の中には自己と世界とを対象化する契機が多くあります。
忙しい状況を表す言葉でも、“徹夜”という言葉から想起される状況には「社会環境による自己犠牲」というニュアンスがどこか漂っている。これは代表的な例だと思います。
夜更かしを介して学生一人一人が対象化した世界を会場でお楽しみください。
大竹智史
大島和輝
梶村昂史
飯山博紀
佐々木浩幸
亀谷仁志
島田理紗子 / 張丹荷 / 小幡将司 / 宋暁宇